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架空の森

 作家は、種や葉などの自然物を素材としたレリーフ作品や、同様の手法によるものを「箱」に収めたオブジェ作品を主に制作しているが、そこには時折、彼女自身が記したことばや文章が添えられることもある。

例えば、「オルゴール」と題される作品では、長い年月にさらされたような扉の古びた気の箱の中に、貝殻や星の砂、使用済みの海外の切手、古地図、古書のページなどか収められ、それは、ある人物の長い旅の記録を表しているようでもある。

また、同様の木の箱に、貝殻などのほか、実際のオルゴールが仕込まれた別の作品では、海辺の出来事を題材にした物語をまとめた本が納められ、そこでは、彼女が意識の中で描いたものが、視覚と言語の両面で同時にかたちとなって表され、通常の造形とは質のことなる具体性を伴ってイメージがたちあがってくるのである。

BY SHINOHARA.S Gallery ART SPACE from text                                            theCollaborators vol 36     Apri.2004